- 本日のプログラム
- 新会員卓話 「直近の株式市場」
- 卓話者
- 矢吹広昭君
- 担当
- プログラム委員会
- 会長時間
- 本日は緒方会長に代わって次年度の赤羽が担当致します。
次年度のグループ5.6.7の会長幹事協議会が開催されました。金子ガバナーエレクトが地区協議会と、ガバナー公式訪問をお願いされました。ガバナー公式訪問は10月22日月曜日に決まりました。
今年のGSEの訪問団はフィリピンから受け入れる予定です。 - 幹事報告
- ◎配布物の確認 : アマゾン・インディオ文化展のご案内
◎回覧物→健康診断受診希望調査表(ご希望の方は受診日を記入して下さい)
◎本日、会員名簿記載事項確認書の提出締め切り日となっておりますので、未回答の方は至急提出して下さい。
◎次週例会は振替休日の為例会はありません。次回は5月7日となります。
◎4/29(日)新規米山奨学生オリエンテーションが開催されます。カウンセラーの若木会員が出席されます。
◎小佐古哲君から、会葬の御礼 - 理事役員会
- ◎本日18:30 ホテルニューヒロデンにて次年度第2回クラブアッセンブリー開催
- 委員会報告等
- ◎出席委員会:出席報告 健康一口メモ(高重清純君)
◎国際奉仕委員会:使用未使用古切手類収集
◎ゴルフ同好会 : 3RC合同コンペのお知らせ
◎S.A.A:今週のニコニコ
卓話時間
新会員卓話「最近の株式市場の話題について」
矢吹広昭君 岡三証券広島支店 支店長
最近の株式市場が調整しているのは、主に二つの原因が考えられていると思います。
ひとつは中国経済の急激な拡大、もうひとつは米国の住宅のサブプライムローンの問題があります。
中国経済については近年、GDPが年率2ケタの伸びを示しており、このことが中国の利上げ観測につながっています。世界経済のエンジンと考えられていた中国市場が2/27に9%近く株価を下げ、エマージング市場を中心にリスクマネーの収縮が起こりました。これを受けたNY市場は416ドル安、日経平均は18,300円から16,500円へと9.7%の調整をしました。
ただ、中国の外国人に対する投資規制は厳しく、流通株の時価総額に対するGDP比率も小さいので、中国の株価下落が世界同時株安につながったとは考えにくいと思います。中国の元はゆるやかに元高になっていますが、株式市場を外資に開放すると中国の実体経済を反映する形で、大量の資本が市場に流入し急激な元高になることは、中国はもとより、中国の外貨準備が1兆ドルを越えていることから米国も望んでいないと考えます。
米国のサブプライムローン問題については住宅ローン10兆ドルのうち12.8%がサブプライムローンであり、その内容は、2/28と言われるローンで当初2年が固定、残り20年が変動というタイプであり、米国の利上げにより、2005年以前に契約したローンの返済が大きくなり結果として返済の延滞につながっています。
現状のサブプライムの延滞率は12.5%であり、深刻なものは約7%と推測されます。仮にすべてが貸し倒れになっても、住宅ローンに占める割合は1%未満(10兆×12.8%×7%)であり、影響度は少ないと考えます。
前述の2点を踏まえた上で、日本の株式市場を考えると値幅整理は終了し、日柄の問題になっていると思います。
日本の個人金融資産1500兆のうち、51%が現預金で(770兆円)、その資金が、「貯蓄から投資へ」の政府の掛け声とともに、株式、債券、投信等の有価証券へ移行し、日本版のビックシフトが起こると考えるからです。