2016-2017年度 8月期

第1172例会記録

2003年08月11日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 それでこそロータリー

本日のプログラム
ガバナー公式訪問
卓話者
ガバナー 新田 薫(にった かおる)氏
ゲスト
グループ7ガバナー補佐:大国七蔵(おおくにしちぞう)氏
地区副代表幹事:竹田正雄(たけだ まさお)氏
祝事等
・連続出席表彰(6名)うち碓井静照君10年表彰ですが欠席の為後日表彰
会長時間
・ガバナー懇談会を終了しての感想
幹事報告
・回覧物のお知らせ:台中西区RC事業計画及び会報
・他クラブ例会変更は掲示板及びホームページをご参照下さい。
・事務局夏休み:8/14~8/16
理事役員会
・例会終了後「音戸の間」(隣室)にてフォーラム開催
委員会報告等
・職業奉仕委員会:禁煙例会・四つのテスト唱和
・安佐作業所バザー開催変更のお知らせ(岩崎正平君)
・出席委員会:出席報告

卓話時間

RI第2710地区ガバナー 新田 薫氏

ガバナー公式訪問

ただいまご紹介にあずかりました2003~2004年度 RI第2710地区ガバナー、山口南ロータリークラブ所属の新田薫でございます。これから1年間、よろしくお願い致します。
広島中央ロータリークラブは、1979年、広島東南ロータリークラブのスポンサーにより誕生されました。約25年間、地域における奉仕や国際奉仕活動などにご尽力いただき、バランスのとれたクラブであると感じております。昨年度は川妻ガバナーのもと、松本会員がアシスタントガバナーを務められまして、お疲れさまでございました。これからも地域のためにご尽力くださることを重ねてお願い致します。
皆様方のキャリアに対して、これから私が申し上げることは釈迦に説法かもしれませんが、まずRIのテーマについて、次に2710地区ガバナーの方針、そしてこの1年間どのような活動や考え方をすればいいのか等々をお話させていただきます。時間がありましたら、私が地区内外におきまして見聞したことをお話したいと思います。
まずRIのテーマでございますが、皆様方の右前に“Lend a Hand”手を貸そうという絵柄がございます。我々が相手に手を差し伸べるとき、人に与えるときには手の平に物をのせて渡します。物をもらうときには手の平を上に向けます。ロータリーでは上下関係なく、まっすぐ出しましょうという意味の表現です。手が上から下に向いているのは、奉仕を受けたことに対して皆さん方に必ずお返ししますよというジェスチャーなんです。我々の奉仕に対する相手の努力を汲み取っていただきたいという絵柄でありますので、改めて見ていただきたいと思います。
ナイジェリア出身のマジィアベRI会長は、3年前にRI会長としてノミネートする時に「自分はまずファミリーを大切にしたい。ロータリアンの家族を大切にしたい。そして平和に尽くしたい」と言われました。ところが6月6日にアデ夫人が亡くなられました。100年続いたRI歴代会長の配偶者が、事始める前に亡くなられるということは初めてでありますので哀悼の意を表したいと思います。
今年度の強化事項は「ロータリー家族の推奨、識字率および教育の問題、貧困緩和の問題、保健問題」の4つであります。そこで私は次の7つをテーマとして、ペッツならびに地区協議会で発表させていただきました。
1つ目は会員の退会防止ならびに会員増強。新入会員を探すことも必要ですけれど、56名の現会員が1年でも長く、友情の輪を広げてここに温存してもらいたい。その上で来年6月末には順増1名というお願いをしております。
2つ目は成果の上がる奉仕プロジェクトを組んでいただきたい。マンネリ化を打破し、心のこもった奉仕をしていただきたい。例が悪いかもしれませんが、100万円を寄付するAさんがいたとしましょう。一方、皆さんが1人200円ずつ出して買った鉛筆を貧しい国に送ってあげて喜ばれた。前者は金が右から左へ動いた奉仕。後者は皆さんが心のこもった素晴らしい行動をされたということで、私は後者の方を推薦したい。
3つ目はロータリー財団への支援であります。皆さん方が義務として考えるか権利として考えるかで、大きな違いが出てくると思います。今年の寄付は3年先の活動に結びつくと考えてください。ロータリーとロータリー財団はどちらが上か下かと言われますが、企業に例えていうならば、総務や経理や人事に相当するのがロータリー、営業活動をするのがロータリー財団とお考えください。両輪という表現が出てきますし、毎年、財団のアクションが変わるのは企業の営業活動が変わるのとまったく同じ。ロータリーとロータリー財団は表裏一体である、とお考えいただきたいと思います。
4つ目は地区指導者養成セミナーの充実。ロータリーに対する素晴らしいエネルギーを持った会員を各クラブで推薦していただき、地区協議会のカウンセラーを努めて貰いパストガバナーがコーディネーターになっていただきたい。来年のアクションの糸口として、地区指導者養成セミナーを開きたいと思っています。クラブを超えてロータリーの仕事をしよう、オピニオンリーダーになろうという方はぜひ参加していただきたいと思っております。
5つ目は各セミナー、委員会活動への積極的な参加。9月6日にはロータリー財団セミナーが、10月4、5日には地区大会がございます。当クラブからもたくさんの参加者をいただいておりますので、うれしく感じております。来年5月23~25日には国際大会が大阪で開かれますので、ぜひ見学してもらいたいと思います。
6つ目はロータリー100周年記念事業について。地区としてサポートはしますが、皆さん方が誇りと喜びを持った素晴らしい記念事業をクラブかグループでしていただきたい。昨年度の「慈善の種をまきましょう」と今年度の「手を貸しましょう」がドッキングされまして、「慈善の心をもって手を貸そう」というサブタイトルが決まりましたので、今年は連携された流れでの奉仕活動をしてみたいという考え方でおります。
7つ目は11の委員会活動をロータリー情報として会員に流し、各クラブが特徴を生かして信念、理念を持って進んでもらいたい。アクションは自由です。
一致団結して価値ある活動をするために、これから1年間、次のことを皆さん方にお願いしたいと思います。個人としては一日一善をやってもらいたい。精神力と努力がなくてはできませんから、まず家庭での挨拶から始めていただきたいと思います。自分の言動をロータリーの綱領や「四つのテスト」に照らし合わせ、クラブにおいては思いつきの奉仕ではなく、繊細な計画を立てて大胆な行動をしてもらいたい。正しい考え、正しい行動。自信をもって人間らしく生きることが我々の使命だろうと思います。
最後に、私が地区内外において見聞きしたことをお話します。何を目的としてロータリーに入会したのか、例会場で何をしてきたか、大半の方が答えられないと思います。ホテル従業員の中には「食事会員、バッチ会員、寄付会員、趣味クラブ」と言われる方があります。入った以上、異業種の方と交流し、自分をトレーニングする場が例会場だろうと私は思います。ある人は「神仏になれる場」「童心に帰れる場所」と言い、米山梅吉さんは「人生道場」だと言われました。この例会場は厳粛で価値ある場でなくてはいけません。例会場における行動、内容を反省すべき時期ではないかと思います。
次に、超我の奉仕について。人間は欲望と人に何かしてあげたいという義務感を持っています。その葛藤に苦しみ悩み、緩和していくのが職業奉仕だと私は思っております。皆さん方はお互いに先生であり生徒であります。ロータリーは人生サイクルの1ページです。これからもどんどん奉仕をしていただきたい。私が最後に言いたいことは、名誉や権利で平和は来ないということであります。ご清聴ありがとうございました。

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