- 本日のプログラム
- 会員卓話
「ロータリー財団月間にちなみ」 - 卓話者
- 三嶋ロータリー財団・米山奨学委員長
- 担当
- ロータリー財団・米山奨学委員会
- ゲスト
- 来 賓:グループ7ガバナー補佐 森井紀夫(もりいみちお)様
入会予定者:橋本哲充(はしもとのりみつ)氏 広島プリンスホテル支配人 - 祝事等
- ・会員誕生日祝(7名)
・夫人誕生日祝(4名) - 会長時間
- ・ガバナー補佐のご紹介
・ロータリー財団寄付と活用について
・米山寄付目標について
・入会ゲスト者歓迎の言葉 - 幹事報告
- ・BOX配布物の確認⇒ロータリーの友誌
- 理事役員会
- ・本日例会終了後4階「竹の間」にてクラブアッセンブリー開催
- 委員会報告等
- ・出席委員会=出席報告
卓話時間
ロータリー財団について
ロータリー財団 委員長 三嶋 弘君
1917年、米国ジョージア州アトランタで開催されたロータリークラブ国際大会において、アーチ C. クランフが「全世界的な規模で慈善・教育・その他社会奉仕の分野でよりよきことをするために基金を作ろう」と提案したことから始まった。1928年の国際大会でロータリー財団と名付けられ、1983年には米国イリノイ州法の法令の下に非営利財団法人となった。
ロータリー財団の使命は、「地域レベル、全国レベル、国際レベルの人道的、教育的、文化交流プログラムを通じて、ロータリーの綱領とロータリーの使命を遂行し、かつ世界理解と平和を達成しようとする国際ロータリーの努力を支援すること」であり、それを実現するための具体的なプログラムとして、(1)教育的プログラム、(2)人道的補助金プログラム、(3)ポリオ・プラス・プログラムがある。ロータリー財団は、地区から世界に至るまで幅広い活動を支援し、国際的規模での教育的、人道的支援の重要な財源であり、ロータリークラブの国際奉仕の重要な役割を担っている。
寄附の種類としては、毎年、各クラブと各地区が目標額を設定し、定期的に行う寄附と、財団プログラムを継続させるための要となっている年次寄附、金額を問わず寄附が可能な恒久寄附、ポリオ・プラスなど使途を特定した使途指定寄附などがある。
2. 米山記念奨学会について
1952年、東京ロータリークラブが奨学事業の構想を立て、1954年、奨学生第1号のソムチャード君がタイから来日した。1957年には、国内全クラブの合同事業として「ロータリー米山記念奨学委員会」が結成され全国組織となった。1967年に文部省から財団法人の許可を得て「(財)ロータリー米山記念奨学会」を設立した。さらに、2001年には、ロータリー米山記念奨学会が日本政府から留学生交流功労団体として表彰された。
米山記念奨学会は、全国ロータリアンからの寄附金を財源に、日本の大学・大学院などの高等教育機関で学ぶ外国人留学生に対して奨学金を支給している。2005学年度の奨学生数は799名で、それを支える2004年度寄附総額は、14億4,400万円であった。これまでの累計奨学生数は12,706名にも及び、米山学友は、現在、世界各国で多く活躍している。このように、米山記念奨学会は、国際社会で活躍し、日本と世界を結ぶ「架け橋」となる人材の育成、平和と国際理解への推進を行っており、国際社会に大きな貢献を果たしている。今後は、新奨学制度の誕生、奨学生の募集先拡充などの改変があり、より幅広い留学生支援が可能となる。
3.広島中央RCのロータリー財団・米山記念奨学への貢献
ロータリー財団への寄付状況は、$100以上$1,000未満では、1997~1998年は16名で、1998~2005年の期間の該当者はいない。定例的な寄附では、2004年7月~2005年6月で総額350,460円($1=108円)であった。一方、米山功労者(10万円以上寄付者)は、過去5年間に30万円の寄附者が3名と、10~15万円の寄附者が3名あった。残念ながら2004~2005年の該当者はいない。また、2004年7月~2005年6月の米山奨学への普通寄附金額は、総額185,500円であった。
2005~2006年の広島中央RCロータリー財団・米山奨学委員会の事業計画として、(1)ロータリー財団の寄附要請額1人当たり100ドル以上を目指す、(2)地区の寄附額目標1人当たり15,000円を目指して努力する、(3)他のクラブ以上の活動をしたい、の上記3つを挙げている。これら達成のためには、まず、ロータリー財団・米山奨学への理解、活動の重要な財源となる継続的な寄附、各種プログラムへの積極的参加が重要である。特に、これまでロータリー財団・米山奨学ともに寄附金額が少ないので、今後は積極的な寄附を呼びかけていきたい。