RI 第2710地区 ガバナー

2016年国際協議会出席報告

2016年02月10日 (水曜日)

場所 : サンディエゴ

John Germ会長、同夫人と記念撮影

国際ロータリー第2710地区 ガバナーエレクト 田原榮一
 15年前、カルフォニア大学サンディエゴがんセンター客員教授時代、懐かしい思い出のあるサンデエゴに1月16日に到着。
 1月17日から22日までの6日間、2016年国際協議会(グランドハイアットサンディエゴ)に配偶者と参加。参加人数は全世界535地区からGEと配偶者、RI役員関係者を含め約1,000名。ガバナー就任のための研修会である本協議会のプログラムは、活発なクラブ作り、人道的奉仕の増加、公共イメージの向上を柱とするロータリーの戦略計画を中心に組まれていました。これまでの国内ガバナーエレクトの研修に比べて、質の高い伝統的な国際研修会であり、さすが、100年以上の歴史を持つロータリーの強さに感服。
 1月17日の初日、夕食の後、GEと配偶者は、第1回本会義に出席。先ず、ジョンF ジャーム次期RI会長の開会宣言と歓迎の辞の後、K.R. ラビンドランRI会長による講演「会員であることの恩恵」において、会員は男性と女性が50%、ポール・ハリスの言葉「ロータリーのストリーは何度も書き換えなければならない」組織図の改革等を言及。
 18日の第2回本会議では、ジャーム次期会長のテーマ講演があり、次年度テーマは「Rotary serving humanity, 人類に奉仕するロータリー」と発表。
 彼は、「ロータリー創始者ポール・ハリスが「人生の最大の目的は人類に奉仕すること」と信じていたことに触れ、ロータリーの一員であることは、そのための「大きな機会」であり、「ロータリーを通じて社会に貢献する大きな機会、人類へのロータリー奉仕を通じてより良い世界を導く機会である」と強調。そして、「ロータリーは今、岐路にたっており、来年度はポリオ撲滅の可能性があり、ロータリーの歴史で最も重要な年であり、今から準備しておくことが極めて重要である」と言及。具体的には、ポリオ撲滅にロータリーが果たした役割をクラブと地域社会に広報し、ロータリー入会こそ世界を変える方法であること、そして、社会貢献への熱意をもつ職業人が集うロータリー独自の力を生かせば、ポリオ撲滅の様な大きな目標を達成できることを」と強調しました。それは、まさに、私のガバナー方針「奉仕の中にこそ幸福(幸せ)と平和がある」と同じ哲学であります。
 アイデイア交換では、12名のGEが次年度に向けてのプロジェクトをお互いに発表。私は、地区戦略計画「がん予防の普及推進」のための「地区がん予防推進委員会」の設置を披露し、多くのGEからの賛同と「がん予防」関係書類の提供依頼を受ける。今後、がん予防が日本全国に普及することを期待。
 第3回本会議では、ジャーム次期会長の「21世紀の会員増強」講演では単に数を増やすことではなく、将来ロータリーのリーダーとなるロータリアンをふやすべきであると」を強調。
 マイケル・マクイームの「自分を超えた生き方 : 奉仕を通じて」講演、その時、ポール・ハリスの言葉「もしロータリーがその目的を前進したいならば、ロータリーは常に進化し、時には革命的にならなければならない」を引用。配偶者のアイデイア交換では、妻は、広島作業所の障害児支援のために、豚まんを作成・販売し、得られた収入を寄付したことを披露しました。

田中作治元IR会長ホストテーブルに同席

 19日の第4回本会議では、2017年アトランタ国際大会、財団100年に関するビデオや祝賀の紹介。GE と配布者はアイデア交換とロータリートークに参加し、財団の人道的活動、パートナーシップの重要性、なぜ寄付するのか、寄付推進を成功するために等について研修。第5回本会議では、「平和センターの重要性」と「2016-17年度財団目標」の講演があり、更にアイデア交換に参加。国際晩餐舞踏会では、私はタキシード、配偶者は着物にて、田中作次元RI会長ホストテーブルに着席、思い出に残る楽しい時間を過ごすことができました(写真)。
 20日の第6回本会議では、「会員組織の未来」と「ロータリーをどう紹介するか」についての講演の後、ワークショプ : ロータリーモーメント(心に残るロータリーの体験)において、私は、何故35年間ロータリアンとして活動したかの体験を言及。この日の午後は自由時間であり、日本からのGEと配偶者が寿司屋で親睦の会を持ち、一息つきました。
 21日の第7回本会議では、ジョン・ヒューゴRI事務総長の「ガバナーの皆さまへの支援」の講演の後、両下肢の無いジェニファー・ブリツカー女子が生い立ち、運動大会への積極的参加、そして空中曲芸を披露し「ただひたすらに信じること」の信念に感動。これは、障害児に対するジャーム次期会長の人間愛を示唆するものでした。祭りの夕べでは、我々日本人は、配偶者は浴衣、GEはハッピ姿と団扇で、花笠音頭を踊り、好評を博しました。
 最終日の22日の第9回本会議 : ハートナーシップと価値観では、マイケル・ジョセフソンによるロータリーの哲学と倫理についての講演、特に倫理への誓約はロータリーの哲学の中にあり、それは、世界中のクラブと会員を結びつけるたった一つの最も定義付ける特徴であるとの言及を聞いた時、ロータリーの哲学は今なお生きていると実感。そして、会長エレクト主催昼食会・記念撮影では、ジャーム会長・ご夫妻との記念撮影(写真)の後、斉藤直美RI理事エレクトご夫妻のホストテーブルに着席し交流を深めました。その時、John Germ会長エレクトから、3点の記載が求められました。まず一つは、アトランタ国際大会への地区参加者数であり、過去の数から鑑み、50名。二番目は、財団寄付において、ポリオプラスにロータリー財団100周年記念として、合計2,650ドル以上の寄付が求められています。三番目は、会員増強の数について、John Germ会長エレクトは、小クラビ(会員50名以下)は少なくとも1名増、大クラブ(150名以上)は少なくとも2名の純増を目標としていますが、我が地区では、純増100名と記載。
 閉会本会議と晩餐会では、北精治元RI理事のホストテーブルにて、クリフ・ダクターマン氏による「ガバナーはオーケストラの指導者のように」の講演に魅了され、閉会となりました。尚、本会議中に青少年交換関連地区(カナダD5170とアメリカD5080)の2名のGE、及び財団奨学生関連地区(オランダD1600)のGEと、それぞれ面談できたことも成果の一つです。
 以上、本会議で示されたRI会長テーマとポリオ撲滅と会員増強、財団100周年等の優先事項と目標等は、GETSにて伝道し、各クラブがそれらを咀嚼し、実践されることを期待します。今後、国際ロータリー第2710地区の74クラブのクラブ活動の指導と支援のために、一生懸命取り組んで参りますので、何卒よろしくご支援をお願い申し上げ、私の報告とさせていただきます。

Posted by IT at 12時30分

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