2016-2017年度 10月期

第1221例会記録

2004年10月04日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 奉仕の理想

本日のプログラム
ゲスト卓話 
グループ7各クラブ会長相互訪問
卓話者
広島南RC村尾修司会長、広島西RC山木靖雄会長
ゲスト
グループ7ガバナー補佐 飯田 暁氏
祝事等
・会員誕生祝(7名)
・喜寿祝い(城本正昭君)、還暦祝い(三宅恭次君)
・配偶者誕生祝い(5名)
会長時間
・地区大会報告「ロータリー財団ポリオ人頭寄付金協力賞披露」
・本日卓話ゲスト紹介
幹事報告
・BOX配布物ご案内
 会報8月号、ロータリーの友、ガバナー月信、職場訪問例会会場地図ほか
・次週は祝日の為例会なし
・次回例会は10/18で、会場が4階に変更
・次回例会終了後、クラブアッセンブリーを開催しますので、出席者は事業計画書を持参のこと。出欠がまだの方は本日お知らせ下さい。
理事役員会
・本日例会終了後12階「ライラック」にて定例理事役員会開催
委員会報告等
・親睦活動委員会:合同夜間例会参加のお礼
・出席委員会:出席報告

卓話時間

ゲスト卓話 グループ7クラブ会長相互訪問

広島南RC村尾修司会長・広島西RC山木靖雄会長

・ 飯田暁ガバナー補佐
ロータリーの手続き要覧に奉仕プロジェクトの交換、円満な関係を築く手段として、クラブは同一地域内の他のクラブ会長を招待し、それぞれのクラブのプログラムや活動について簡潔に報告する機会を提供することを奨励しています。これに基づき私がG7の全てのクラブが訪問し合うプログラムを提案、賛同を得、各クラブの運営、活動の参考のヒントとして聞いてもらえれば有り難いです。今日はその二回目で、南RCの村尾会長と西RCの山木会長に卓話をお願いしています。
・広島南RC 村尾修司会長
私達のクラブは1956年4月に設立されており、チャーターメンバー27名は既に全員逝去されており、時の経過を感じております。また、これまで3人のガバナーを当クラブから出しております。
今日は長年続けている国際交流について話をさせていただきます。南RCは2006年4月に50周年を迎えます。その前年の今年は準備の年で、余り大きな行事は予定していません。姉妹縁組をしているハワイのヒロRCは2005年に85周年を迎えられます。ヒロとの出会いは日系一世、二世の健康診断のための第一回広島大学医学部調査団の団長として当クラブの会員、和田先生が行かれた事に始まっています。和田先生がヒロの例会に出席され、お互いに姉妹縁組をしようという機運が高まり、1971年に広島で姉妹提携が締結され、交流が始まりました。次年度の2005年度は交流35周年、私共の50周年、ヒロの85周年ということで大変セレモニーの多い年になると思います。交流の経過は72年にヒロとの交換学生が実現、8月に南の子供達を中心にした6名を派遣、翌年はヒロから子ども達が来広、76年まで子ども達の交換が継続されました。77年にヒロから大人の交流の提案があり、77年から83年まで大人の交流が行なわれました。78年頃から8月6日にアンセジュムの花が贈られてきており、原爆慰霊碑に毎年献花しております。
1980年12月にはヒロの60周年に20名が公式訪問、81年4月には南の25周年にヒロから多くの方に来ていただき、その後周年ごとの行事にお互い行き来しております。この交流により83年のダラスの国際会議でRI会長より「国際理解と平和賞」を受けました。78年にはヒロより子ども達の交流のための基金を作り、相互の交流がし易いようにしたいとの申し入れがあり、この年、ヒロの希望である和田先生の名前を冠した「WADA FOUNDATION」(和田基金)がヒロに設立されました。これに合せて広島南RCは「広島青少年基金」を作りました。これを子ども達の交流のために使っております。現在、南は2300万円の基金を持っております。以前はこの金利で費用を賄ってきましたが、今は低金利のため費用が出ません。費用不足をクラブの余剰金、会員の寄付で補っています。この二つの基金でヒロはワイヤケア高校インターアクトクラブ、南は修道高校インターアクトクラブのスポンサーになっています。この両校の姉妹提携をしてはどうかとの話しが持ち上がり、82年に締結されました。姉妹縁組が出来た為、現在の相互交歓はインターアクトクラブを中心に行なわれています。これまで派遣した人数は教師を含め69名です。ワイヤケアからは21名です。ヒロと南の交流した人数はこの34年間で家族も含め延べ458名に上っています。家族も含めた交流が34年もの長きに亙って続いているのではないかと思います。
1996年にヒロより西サモアへ医療機器の援助をしたいとの申し入れがありました。それについてはWCSの補助金を使いたいとのことで協力の要請がありました。当時このWCSについては同額補助金といわれていました。現在は名前が変わっています。これは二箇所以上のロータリアンが参加することが求められていますので、ヒロが3750ドル、南が3750ドル出してRIに申請しました。RIからは同額補助金ですので7500ドルが出ます。合せて1万5千ドルの医療機器を西サモアのアピアRCを通じて、西サモア国立総合病院に1997年8月にヒロのアテバラ会長、南の青野直前会長が出席して贈呈式が行なわれました。この機器は現在も使われており、医師の派遣等はヒロの方で対応してもらっています。
最近の私共の新しい事業は昨年度、社会奉仕委員会がDDFを利用してカンボジアに井戸を贈る事業をおこないました。井戸は10万円くらいで寄付できるのですが、DDFから半額の補助を貰いましたので、予算10万のうち、余った5万円で、現地でお世話いただいた孤児院に自転車14台を寄付しました。カンボジアでは井戸のないところでは川の水を利用しているようでして、匂いがあり濁っていて、とても飲めるような代物ではないのですが現地の人は沸かして飲んでいます。贈呈式にいったロータリアンが井戸の水を飲んだところ、匂いもなく飲めたということです。現在400本の井戸の寄付の予約がありますが、まだまだ不足しています。理想は5~6軒に1本が必要です。DDFは同じクラブで同じことをすることが出来ませんので、今年は南RCの予算で井戸を寄付する計画を立てています。
以上、国際交流と社会奉仕の話しをさせていただきました。もし、貴クラブでDDFを使って井戸を寄付しようとお考えになるようでしたら、いつでもご相談ください。ご清聴有難うございました。
・広島西RC 山木靖雄会長
飯田ガバナー補佐の、はじめての大変良い企画なので賛同し、本日来させていただきました。西RCは南RCの子供で、私は24年前に入会しましたが、その頃は南の同意が必要で、私は両方から認知され入会しました。以来、24年間連続100%出席を重ねています。それが私の唯一の自慢であります。西RCは現在5年間全員100%出席を続けています。これが大変重荷になっており、誰が破るんだろうと、発表があるたびに、まだ続いてるという感じで、どうしたものかと悩んでいます。会員増強も退会防止とダブっていて、先日も支店長さんが交代されて、入会を頼みに行くと「100%を5年間も続けておられて大変重荷になるクラブですね」と言われ、これは自慢にならない。むしろ会員増強にマイナスに作用していると思っています。一方、喜んでいるのは皆健康だったことですね。病気欠席されたら直ぐ切れるわけですが…。入会年数と自分の年齢を足して85になれば出席免除になるのですが、これで出席免除の方が大変多くて、100%出席を続けられている理由ではないかと思います。
会員増強は90名でスタートして次回承認を含めて6人入会。あと4~5人話しをしており、支店長さんで後任が入ってないところを掘り起こして100人にはしたいなと、思っております。
退会防止につきましても、皆でロータリーを楽しくやろうと、11の同好会に、皆さん2つか3つに入っておられ、一緒に楽しくやっておられます。これが西のよさではないかと思います。退会防止ですが、第一線を引かれますと、会社から経費が出ないから辞めますという方が多いのですが、これはロータリアンとしておかしいと思うのです。年金生活に入ってもRCが続けられる、それ位のロータリーの会費、あるいは活動費を押さえるのがいいのと思うのです。
年金生活に入ってもロータリーを続けましょうと、今年度の私のテーマは「ロータリーを考えよう」です。この24年間RCはほとんど変わっていない。バブルも過ぎたし、そろそろロータリーの運営を考えようと、いろいろやってみてはおりますが、抵抗勢力があり、やりにくいのです…。13RCに諮らなければいけませんが、メイクアップに行ったとき3500円払うのはダブッておるのですね。例会費は自クラブで払っているわけですから。これは年間45回例会があるわけですが、45回分のチケットを出して、自分のところも他クラブでもチケットを出せば良いことにすれば、ダブッて払うこともなくなります。そんなことさえ、変えようとしても中々変えられないのが実情です。そのようなことを言うと「金のない人はロータリー辞めや」という声も聞く、改革は難しいなと、感じています。
事務局についても、今のままで行くと決められたので、それ以上のことは言えないのですが、この経費も高く掛かっている。一人あたり年間7万円になるのですかね、これも負担になっています。いろいろ調べましたら、なんやかんやで年間最低60万円ロータリアンとして出費しています。そうすると月3万円、これなら年金生活者でも自分の個人の金で続けられるのではないかと思っています。
まあこの一年「ロータリーを考えよう」と云うことで頑張ろうと思います。
もうひとつ大きな動きがシカゴRCとの姉妹縁組です。我々は台南RCと提携していますが、これが付き合い方で賛成派、反対派があるわけです。
われわれは今年35年になるのですが、30年のときにシカゴRCからお祝いの品が届きました。シカゴの95年のお祝いに大きなシャモジを贈っています。それで友好クラブという位置付けになっています。
シカゴはイギリスのバーミガムのRCと東京西RCの二つと姉妹縁組をしています。三つ目を増やすのかと、シカゴでもいろいろ議論しているようです。私共の諏訪会員とシカゴの原島さん、この方は日本人で姉妹縁組の担当です。このお二人が非常に親しいのでここまで話しがきた訳です。
昨年、香川会長はじめ5人がシカゴを訪問。色々憶測があり、ものすごく大きなクラブで、西如きが姉妹縁組をするなどおこがましい、といった言われ方が伝わっていました。しかし、行ってみると全く普通のクラブで、非常に温かく良識有るクラブの歴史を感じたのは百年、「ロータリー1」と書いてあったからです。ロータリーワンということはRIには束縛されない、独自に行動しているという感じでした。会長が全てを仕切るということで、日本では幹事が司会をしていますが、会長が全部仕切り、招待者、スピーカー、会長と壇上に並んで食事をし、他のメンバーはフロアーに居る。はじめに会長が挨拶して、点鐘して、スピーカーが喋るわけですが、長くなれば会長が後ろに立って「ソロソロ止めなさい」という意思表示をします。最後も会長が点鐘して終わります。
こんなものかなと思いましたが、日本は日本で現在のスタイルになっているのですから、それはそれでいいのではと思います。一番感じたのは4つのテストを最後に唱和したことです。これはいいと西RCはこれを真似させていただきました。西は卓話が終わったあと、点鐘して終わります。
少しずつ変えようと思っており、いいところは見習おうとやっております。年度の最後に皆で議論し、採決を取り、姉妹縁組に申請しました。
三ヶ月経つのですが、まだ返事がありません。世界各国から30くらいのRCがオファーしており、今10くらい残っているということです。その中では最右翼であると聞いています。
決まったらどう付き合うのか…、遠いところなので心配ではあります。シカゴRCとは、年一回、誰かが相互訪問する程度でいいのではないかと思っております。台南とも付き合い方が変わってくるのではないかと思います。
来年度35周年になるわけですが、記念事業を何にするかまだ決めておりません。浜井副会長を実行委員長に議論をしております。結局、シカゴRCとの姉妹提を35周年の記念事業にしたらということになりつつあります。
最後に健康でロータリアン人生を送れれば最高であろうと思います。
 ご清聴有難うございました。

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