- 本日のプログラム
- 新会員卓話「自己紹介」
- 卓話者
- 藤原佐枝子君
- 担当
- プログラム
- 祝事等
- ・入会月会員(9)名
- 会長時間
- 「本年度を振り返って」
みなさん、こんにちは。今年度、最後の昼の例会となりました。この1年を振り返ってみたいと思います。
私は、「喜びの種をまこう」という方針で、今年度をスタートさせていただきました。先般、新旧理事役員引継会において、今年度の活動実績をご報告いただきましたが、その内容には、本当に多くの奉仕活動、「喜びの種をまこう」が含まれております。会員組織、奉仕プロジェクト、ロータリー財団、クラブ広報、クラブ管理運営、それぞれに、本当に素晴らしい活動を実施いただき、成果を挙げていただきました。すべては、理事役員、委員長、会員の皆様のご協力の賜物であると考えております。厚く、御礼申し上げます。
私は、会長にならせていただき、多くの大切なことに気付かせていただきました。ひとつは、我がクラブは、本当に多くの縁の下の力持ちによって成り立っているということです。私の気付かないところで、目立たないところで活動なさっている多くの会員の方がいらっしゃいます。このような本当に多くの縁の下の力持ちの活動をなさっていらっしゃる会員の方に感謝してもし切れません。もうひとつ、我がクラブを支えるものは人の和であるということです。我がクラブには、色々な意見をお持ちの方が集まっていらっしゃいます。ある人は、こうだという意見をお持ちで、ある人は、まったく正反対のご意見をお持ちです。しかし、最後は、ひとつにまとまります。我がクラブは、クラブの和を大切にすることに気付かせていただきました。我がクラブは、本当に素晴らしいクラブに成長していると実感しております。
イエローハットの鍵山秀三郎さん、掃除をやり続ける、掃除で会社を変えるということで有名でございます。色々なことを徹底してなさり、会社を改善していらっしゃいます。鍵山さんの言葉に、「過去が最低の今、未来はつぼみでいっぱいの今」というものがございます。1年の成果は過去の結果です。未来のつぼみをつくるのは今です。我がクラブに置き換えましても、先輩会員、パスト会長が作り上げた成果が、今年度の結果です。加えて、今年度、我がクラブには、たくさんの将来を託する逸材の会員がたくさん入会していいただき、未来のつぼみでいっぱいのクラブとなりました。
最後に、私は、この1年、多くのことを学ばせていただき、貴重な体験をさせていただきました。このことに深く感謝申し上げます。次年度がスタートします。どうぞ、土肥年度もよろしくお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。この1年、本当に有難うございました。 - 幹事報告
- ・100万ドル食事告知
・BOX配布物の確認
①次年度理事役員会議事録
②7月例会プログラム
③5月号会報
④ロータリー青少年交換長期派遣学生募集要項
⑤次年度所属委員会表(案)
・回覧物
①次年度会員名簿校正原稿
・次週6月24日月曜日の例会は、昼を夜に変更して、最終夜間例会を開催
・クールビズ期間は、平成25年5月1日から同年10月末日まで - 理事役員会
- ・例会終了後3階ロビーにて臨時理事役員会開催
- 委員会報告等
- ・出席 : 出席報告
・R財団・米山奨学 : 愛のコイン箱協力依頼
・国際奉仕 : 古切手類収集
・次年度新世代奉仕:ロータリー青少年交換プログラム
卓話時間
新会員卓話「自己紹介」
藤原佐枝子君
ー広島に生まれて-
私は、広島生まれの広島育ちで、身近に原爆被爆者が多く、かえって被爆者を意識していませんでしたが、いつのまにか被爆者にかかわる仕事をずっとしてきました。
医学部での研修を終えた後、放射線影響研究所(放影研)に勤務し、昨年の4月から、広島原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター(原対協)に勤めています。
放影研では、原爆放射線の人体への影響研究や骨粗鬆症の疫学研究を続けてきました。疫学研究というのは、病気の頻度や、病気になりやすい危険因子を解明して、それを予防に生かそうという研究です。放影研は、原爆放射線の人体への影響を調べるために、原爆被爆者11万人の方を追跡調査しています。そのうちの2万人の方には、広島長崎の放影研に2年に1回健診に来ていただき、被ばくの影響研究にご協力いただいています。私は、健診に携わりながら、放射線の副甲状腺、甲状腺の病気への影響、がんへの影響などの研究をしてきました。また、放射線が加齢に関連する疾患に影響するかということも1つの課題で、骨粗鬆症の疫学研究も始めました。私たちの研究では、放射線が骨粗鬆症に影響するという結果は得られませんでしたが、骨粗鬆症の診断のための骨密度を測定して長期に追跡しているところは、日本だけではなく、アジアにもほとんどなく、広島から得られた骨粗鬆症・骨折の疫学研究は、貴重な研究となっています。最近では、WHOのワーキンググループが、世界中どこでも、だれでも使える、その人の将来の骨折するリスクを計算するツール作成したのですが、そのツール作成にも関わりました。
放影研での研究から得られた知識を被爆者や広島住民の方々に、少しでも還元したく思い、昨年、現在の勤務先に移動しました。原対協では、被爆者や広島住民の方々に対して、健康診断やがん検診をして、病気の早期発見に努めています。残念ながら、日本では、がん検診受診率が20%に満たず、心疾患、脳血管疾患の予防のために始まった特定健診(メタボ健診)の受診率は、広島市は全国で最下位です。がん検診は、がんを早期発見し、検診を受けることで死亡率が低下するという証拠のある方法で実施されています。メタボ健診は、糖尿病などの疾患になる前段階の人をみつけ、食事や運動の指導で生活習慣を改善していただき、疾患を予防しようとするものです。今後とも、これらの検診の受診率向上に努め、少しでも、原爆被爆者や広島市民の健康管理のお役にたてればと思っています。