2016-2017年度 4月期

第1538例会記録

2012年04月16日 (月曜日)
【場所】 リーガロイヤルホテル広島  【ロータリーソング】 それでこそロータリー

本日のプログラム
ゲス地卓話「口から食べることについて」
卓話者
広島市医師会運営
安芸市民病院認定看護師 湯浅 愛氏
担当
プログラム
祝事等
・入会月会員(3名) 
・創業月会員(14名)
会長時間
桜にちなんだ話をしたいと思います。
桜の語源には諸説があるようですが、中にはこんなものがあります。
花が咲くの、咲く に複数を意味する僕ら、や、それらの ら を加えたもので 咲くら となった、いわゆる花の密生する植物全体をさしたといわれています。
日本では古来もっとも親しまれている花で、日本書紀、古事記、万葉集にも記載があるそうです。
パット花を咲かせたのち、散ってゆく潔さや清らかさが好まれ、新渡戸稲造の著書「武士道」の中に「武士道とは日本の象徴たる桜の花のようなもの」としるし、日本人の精神の象徴として桜はもてはやされてきました。
小学校の記章、警察官、自衛官の階級章、自衛隊の旗にも桜の花が使用されています。
日本の精神の象徴である桜の木が米国ワシントンに贈られ100年の歳月がたち桜祭りがおこなわれている映像が放送されました。ポトマック川岸に実に見事な桜並木が映し出され、米国をはじめ多くの国の人たちの心をいやしている姿を見ると、日本国として素晴らしい贈り物をした当時の人たちの心意気に、日本人として誇りを感じながらみておりました。これを企画実行した人たちは今日の状況をどの程度予測していたかわかりませんが素晴らしい奉仕活動であると思います。
昨年の地区大会で 郡司 健 RI会長代理が引用されたロータリアンである牧師さんが作られた詩を思い出しました。
その一節に
“若者は、誰かが植え、育ててくれた木の下に座って休み、ロータリアンは、自分は座ることもない木を植え、育てる”
があります。このことからすると
ロータリーの奉仕活動は目先を追うのではなく先を見越した、将来に向けたものも考えて行く必要があるのではないのかと思っています。
桜の木を送った先人に改めて敬意を寄せる心境です。
幹事報告
●100万ドル食事告知
●BOX配布物の確認
 ①次年度理事役員会議事録
 ②次年度名簿作成用個人データ記録
 ③合同ゴルフ大会組合せ(登録者のみ)
 ④第4回クラブ研修セミナーご案内
●回覧物
 ①第4回クラブ研修セミナー出欠表
 ②国連合唱団広島公演チケット申込書
●次年度名簿作成の為、配付の個人データ記録を確認
 (訂正等有れば直接記入) 提出〆切日5/7(月)厳守
理事役員会
・例会終了後「3階ロビー」次年度ロータリー財団委員会開催
・例会終了後「3階ロビー」次年度長期プロジェクト委員会開催
委員会報告等
◎SAA : 座席指定実施(誕生月別)
◎出 席 : 出席報告
◎R財団委員会 : 愛のコイン箱(ポリオ寄付指定)
◎次年度幹事 : 次年度第2回クラブアッセンブリーの案内をメールで発信済み
(回答締切は4/27)

卓話時間

ゲスト卓話「口から食べること」

広島市医師会運営
安芸市民病院認定看護師 湯淺 愛氏

認定看護師 湯淺 愛氏

近年、医療の高度化に伴い複雑かつ特殊な技能を有する業務の増加と看護の役割の拡大により看護師のスペシャリスト志向が強まった。このことから、医療の質や看護の質の向上を目的とし、認定看護師制度が開始となった。認定看護師は、特定の分野において熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践をできる者をいう。現在、認定看護師は21分野あり、安芸市民病院(以下当院とする)では、5分野(感染管理、透析看護、緩和ケア、皮膚・排泄ケア、摂食・嚥下障害看護)7名の認定看護師が在籍し活動している。
摂食・嚥下障害看護認定看護師とは、「口から食べる」ことに関して何等かの障害を生じた方を対象に、安全においしく食べることを目標に看護実践している。口から食べることの重要性は、現代の社会において日に日にクローズアップされており、私のところへ相談に来られる患者様の人数も増加している。口から食べることに関して、高齢者の増加や、口から食べることが難しくなった場合に、鼻から管を通したり、お腹に穴を開けて直接胃に栄養を投与すること、現代の死因(脳血管障害、肺炎、不慮の事故)などの社会背景が関与しているのではないかと考える。特に、口から食べることが人間にとって自然の摂理であるならば、胃に直接栄養を投与する方法については疑問に感じることがある。口から食べる時は、目で食べ物を見て、手で箸やスプーンを使い口に食べ物を運び、口の中に入った食べ物を美味しいと感じるといった行為を行っているが、口から食べないことでこのような一連の動作が行われなくなる。そのため、「おいしい」という味覚や食べ物を認識する情報の視覚からの刺激が失われる。また、食べる時に使用する手の動きも消失することで寝たきりとなってしまう可能性が高い。このことから、胃に直接栄養を投与する方法に関して行うべきか、慎重に検討していくべきである。
当院での私の認定看護師としての活動だが、嚥下リハビリチームを主体に活動を行っている。嚥下リハビリチームは作業療法士、管理栄養士、放射線技師、看護師からなる多職種のチームである。入院患者様を対象に、食事場面を観察し適切な食事を食べられているか、食べている時の姿勢はどうか、スプーンや箸は患者様に適しているかなど観察を行い、安全に口から食べて頂けるよう支援している。また、嚥下障害の患者様にはパンフレットを用いて嚥下訓練を行なったり、当院で提供している食事について管理栄養士と相談し改良を重ねている。
患者様の「おいしい」笑顔に出会えたときの感動は私のモチベーションの支えとなる。今後も引き続き、口から食べることに問題を抱えておられる方に対し、認定看護師として「口から食べる」看護を提供していきたいと考える。

ニコニコBOX

入会月
迫田勝明 君
1998年
通谷 章 君
1998年
村上恒二 君
2009年

トピックス
◎土肥博雄君 : 13日から15日、慶州、釜山へ勉強会で修学旅行に行ってきました。
◎吉川修平君: インフォーマルミーティングの会場に使っていただきありがとうございました。
◎黒瀬真一郎君:広島女学院2012年度入学、大学・大学院、中学高校、幼稚園合計1226名新入生を迎えました。(入学式に因み:藤村、嶋本、田原)

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