2016-2017年度　9月期

劇団往来 主演女優　栄羽信子氏

　2006年からスタートし、時間の経過とともにドナー登録者の増加・治療薬の向上を目にしてきましたが、年間約5500人の年齢制限による登録抹消の現実も見てきました。白血病に関してですが、何が悔しいかと言うと助かる方法があるのに、その治療に必要なのは適合した骨髄!それが見つからない。そしてまだ骨髄移植・骨髄登録の周知不足です。
観劇の感想の1番は「よくわかりました。勉強になりました。
　家族と話し合ってみます」です。そして「私にも何かできるはず」です。それは、この作品のコンセプトのもしあなたが白血病になったらという質問には、誰もが具体的にならずに心の中を動かすことができない現実。でもあなたの大切な人が白血病になったらという質問には、必ず何らかのしっかりした形の返答があります。それが、自分の中のもう一人の君!なんです。いつもそんな感想を聞けた後はガッツポーズになります。私たち劇団往来・原作者の向本時夫氏を囲み皆が作品の持つ力で、今、忘れられている、人への優しい気持ちを引き出したいのです。それが、いつか骨髄バンク登録・被災地等へのボランティア・いろんな形に発展すればと嘆願しております。
　日々広島中央ロータリークラブの皆さまの社会貢献には程遠い活動ではありますが、この演劇で世の中を変えたいと思う気持ちは負けないと思います。
キャスト約28名、スタッフ約30名一同の願い「一人でも多くの方にみていただきたい!」を公演当日感じていただければ幸いです。
ほんとうにありがとうございました。
当日、卓話以上に熱い夏子を演じます。どうかよろしくお願い致します。　　　　　　　　　 　　劇団往来　栄羽　信子