- 本日のプログラム
- クラブフォーラム(ロータリー財団)
ゲスト卓話 「財団最近の話題」 - 卓話者
- RI 第2710地区パス値がバナー 川妻二郎氏
- 担当
- ロータリー財団委員会
- ゲスト
- 入会予定者 田河内秀子氏
株式会社タニシ企画印刷 代表取締役 - 祝事等
- 誕生会員(4名)
配偶者誕生日(4名) - 会長時間
- ●地区大会参加および表彰報告
・クラブ事業活動展示パネルの紹介
・ガバナーが地区現状報告にて当クラブ「エコ運動」活動を奨励(表彰)
・米山記念奨学会寄付人頭額賞 第3位
・地区功労賞 田原榮一
・記念ゴルフ大会 第5位 村本憲康
●台中西区RC訪問報告 - 幹事報告
- ●BOX配布物の確認
(1)雑誌類=ロータリーの友誌・ガバナーズレター・9月号会報
(2)「会員の声アンケート」未回答の方に配布
(本日必ず提出ご協力お願いします)
(3)「エコ・ドリーム運動」取組表
●回覧
(1)「マイカー乗るまぁデー」会員登録方法のアンケート
(2)創立31周年記念夜間例会の出欠回答締切日11/13(金)ですが、出欠が決まっている方は記入して下さい。
(3)前橋東RCバナー(土肥会員交換) - 理事役員会
- ・例会終了後1F「コルベーユ」にて第5回理事役員会開催
・18:30~グランドプリンスホテルにて新会員歓迎懇親会並びにロータリー情報集会開 - 委員会報告等
- 出 席 : 出席報告
人間尊重・社会奉仕 :
(1)RYLA参加報告
(2)「マイカー乗るまぁデー」会員登録方法のアンケート説明
(3)「エコ・ドリーム運動」取組表の説明
ロンガルス(絵画)同好会 : 展示会開催報告及びお祝品等の御礼 - その他
- 川妻二郎 氏プロフィール
広島南ロータリークラブ所属
2002-03年度RI第2710地区ガバナー
2710地区ロータリー財団カウンセラー
第3ゾーン ロータリーカード・コーディネーター
RLI日本支部委員
卓話時間
ゲスト卓話「R財団最近のお話し」
RI第2710地区パストガバナー川妻二郎 氏
本日はR財団についてお話しをします。
皆さんから毎年110ドルお出して頂いているR財団への寄付金は、全世界で1億2千万ドルの資金が集められます。
R財団の運営費はすべてR財団の寄付金の収益で運営され、皆さんが寄付したお金は一切事務経費には使われないことを徹底し、元金は3年後に自由に使える基金となり帰ってきます。経済不況になり運営利率が下がると、本部はリストラをして資金管理をしています。
3年後には、全額帰ってきますがこのddfは50:50に分けられ、50%はグローバル補助金、50%は地区補助金に大きく分けられています。今後さらに、新しく生まれる地区補助金と、グローバル補助金に分けられることになります。これは人道的でない補助金(音楽、工学などを勉強する奨学資金)、人道的補助金(医学、平和などを勉強する奨学資金)に分けられます。
何でそんな改革をやるのかというと、一つは戦争が終わった後の1947年にポールハリスの亡くなった時、弔いの為世界中からお金が集まりました。それをベースとして財団活動が活発になり、特に日本は奨学金に集中していました。今でもその制度が残っています。
もう一つはグローバル補助金で大型の長期のものができますから、R財団本部が管理しながら許可が必要になります。新しくできる地区補助金は、小さな問題などは地区にまかせるということになっています。
現在、制度が色々あるので、合理化をしようと、細かいものは地区に任せるという訳です。この制度は2013年7月1日から始まるので、検証実施として世界中から3年間パイロット地区を募集し、この中から地区を指定しました。
世界中に約540の地区がありますが、そのうち100地区が実行します。日本からは手を挙げた地区から�森、岡山、東京、京都など6つの地区が決まりました。パイロット地区に指定されると新制度しか使えなくなり、かなり厳しい指導を受けることになります。
他の地区はいままでどおりですが、3年間で勉強をしていきます。私は財団カウンセラーとして、先々を考えて三つのことを準備しようと考えました。
一つは、ロータリー財団の理解度を上げること。
二番目には、プロジェクトの管理能力と責任の能力を上げること。
三番目は、大型の長期プロジェクトの種を蒔き芽を育てること。
日本では、地区補助金を国際親善奨学生に7割を使っていますが、世界で見ると60%がマッチングです。奨学金は23%位。日本では奨学金ばかり追っかけていたのですが、世界は補助金の使い方がすっかりと変わっていたと言う訳です。
R財団は何故改革をするのかを整理すると・・(1)補助金の使い方がすっかり変わってしまったので新しいニーズに対応しよう。
(2)細かい補助金をR財団で扱うと人件費が掛かりすぎるので地区へ任せよう。と言う訳です。
その為に必要なことは、財団の理解力度を上げ、管理能力を高め、芽を育てるためることで、現在の地区組織ではダメだと思います。
今の組織は、地区がバナーの基に幾つかの委員会があり、その一つにR財団委員会があります。
親委員会が全般を見て、その下に7つの小委員会があり前年度、今年度など3名の委員が計24名が居るわけで実際に忙しいのは、地区補助金のマッチングブランド担当委員会ですが、そうでないところは暇のようです。ここを改め人数を減らし、チームとして3年間在籍して頂き一緒にプロジェクトにあたって、何でも出来るチームになることだと考えています。
チームには地区全般から募集したらどうかということで、募集を開始しますので是非応募ください。他の地区を見ると、個人的なピックアップと募集を含め人材を確保しているようです。R財団がうまくいくと、米山や青少年交換へと考えています。
クラブでもR財団を担当する方は、性質上年度がまたがるので、長期プロジェクトが出来るようにする必要があると考え、年度をまたがったものの考え方が地区の長期計画委員会を作りプロジェクトの混乱を避ける必要があると考えます。
R財団が誕生して90年ですが、すでに国際奉仕より規模が大きくなってきています。皆さんから金集めの財団かと言われることがありますが、ここは世界からのニーズに応えるため寄付が必要になっていると、ご理解ください。
国際ロータリーとR財団は、ほぼ100年経過して様々のことをやってきましたが、一番重要なことは職業をベースとし倫理を重んじ超我の精神を重んじてきたこと、二つ目は戦争が終わったら世界の秩序を、どう整えるかを考えたことが国連に繋がったとです。第一回の国連総会は大勢のロータリアンが受付など主要な御世話をしたこと。そして戦争の終わる2~3年前に世界の教育と文化をどうするのかと、ロンドン空襲のさなか、世界22カ国の文部大臣を集め、協議をした結果ユネスコに発展したことです。
また、1984年頃、地球からポリオを撲滅しようと、WHO、CDC、ユニセフと協力し、ロータリーが働きかけることで、大きな資金が出るようになり、現在では99%の地域でポリオは撲滅し、インド、パキスタン、ナイジェリア、アフガニスタンの4カ国に僅か残っているるだけとなりました。
是非、これからも財団の改革に向けてご協力をお願いします。