- 本日のプログラム
- ゲスト卓話
「学校現場から見た子供の教育」について - 卓話者
- 広島市立幟町中学校校長
光原達夫(みつはら たつお)様 - 担当
- プログラム
- 祝事等
- ・連続出席表彰(1名)頼岡
・結婚記念日(3名)熊野 三嶋 砂田 - 会長時間
- 先日、外国の友人からホームパーティーに誘われ参加してきました。実は以前私がご婦人達のウィメンズクラブで骨董の話をし、何人かの鑑定を行った事へのお礼の招待でした。
ホストの奥様がオーストラリア出身のプロのシェフで、ラムとチキンの料理を出していただきました。5組の夫婦がそれぞれ料理を持ち寄って大変楽しいパーティを経験しました。
ところが、彼らの話すジョークにどうもついていけない。
帰って、改めて英会話を勉強したしだいです。 - 幹事報告
- ・BOX配布物
(1)雑誌類=ガバナースレター
(2)理事役員会議事録
(3)3月例会プログラム
(4)手帳版名簿新会員追加シール
(5)献血支援活動のご案内
・回覧物
(1) 2008-2009年度版ロータリー手帳注文書
・インターシティミ-ティングのご案内
次週24日(日曜日)は14:00よりANAクラウンプラザホテルにてインターシティミーティングが開催されます。出席予定者はご確認の上よろしくお願い致します。出欠に関する変更等ある方は早急に事務局までお知らせ下さい。尚、会場駐車場が十分ありませんので車での来場はご遠慮ください。
・米山奨学生;葛勇君より米山学友会の旅行で奈良に行かれたお土産を頂きました。テーブル毎に置いておりますのでお召し上がり下さい。 - 理事役員会
- ・本日例会終了後12階「ライラック」にて次年度理事役員会を開催
- 委員会報告等
- ・職業奉仕=禁煙例会・四つのテスト唱和
・出席リーダー=出席報告
卓話時間
学校現場から見た子供の教育」について
広島市立幟町中学校
光原達夫 校長
はじめに
今日は皆様に教育の現場のお話を聞いていただく機会を作って頂いて感謝します。
私は、日々現場の教育実践のなかで学び、悩み、成長し成果を生む仕事をしています。
広島県は新しい総合計画「元気挑戦プラン」において、「人づくり」を計画の新たな柱として位置づけ、「広島県人づくりビジョン」を策定しようとしています。広島人はこれまでの歴史の中で「教育に熱心」な県民でありました。是非、教育関係者だけでなく県民・市民あげて「子育て」を支援して頂きたいと思います。
今日の話の中で私は、義務教育の段階の子どもの育て方について一緒に考えて欲しいと思っています。
1.学校の現状
昭和22年に新制中学校が発足して60年が経過した。戦後の荒廃の中から中学校が創設されて以来、関係者の大変な努力で、国の発展の歴史に大きく寄与してきたことは事実であると思います。
しかし現在中学校の現場では、多くの課題を抱えています。「不登校生徒の問題」「学力低下の問題」「生徒指導の問題」等です。
その中で特に心配しているのは、団塊の世代の退職による「教職員の質の低下」と子どもたちの「学習意欲の低さ」です。
そのことを、我々現場の教職員は先を見据え今努力していかなければならないと思っています。特に学習にとって「意欲の低さ」は深刻な問題であり、学校と保護者が連携を取り、少しでも意欲を持てるよう指導していくことに取り組まなければならないと思っています。
2.課題をどう捉えるか
教育において、子どもの姿は大人そのものの姿といっても過言ではありません。
「不易と流行」という言葉がありますが、60年たって、子どもを取り巻くあらゆるものが変わっても教育において、親子・家族及び教師を含め人間間の愛情や、夢や目標を成し遂げようとする情熱や意欲は全ての基本をなしているように思います。人間力の源のように感じます。
そうした源を作り上げているのは、我々大人であることをもう一度再認識して欲しいと思います。
3.大人の役割・学校の役割
子どもが育っていく環境や育て方は大人がどう考えるかによって大きく変化するものです。
学校は子どもたちの身につけておかなければならないことを、きちんと身につけさせることが義務教育の質を保証するということです。
「義務教育は国を創る」という視点に立って、教育に関わっている者だけでなく、全部の県民・市民が支援して頂きたいし、それが次代に夢をつなぐことになると考えます。
おわりに
郷土に夢をつなぐために子育ては非常に大切な分野であり、学校だけでそれを行っているのではないことも事実です。
今後とも学校教育にご支援をいただきたい。