2016-2017年度　3月期

消防局、署の講師のみなさん

本来2週間に渡っての講習予定であったものを、消防局のご配慮で、例会を延長し1日講習を行った。担当は地域発展環境保全委員会　前原恒泰委員長。
最初に広島市消防局警防　高野部長より広島市の救急現場の様子と、本日の講習内容の説明があり、講習が始まった。参加者は4班に分かれ、ダミーの人形を使って全員が人工呼吸方法とAED(自動体外式除細動器)の使い方体験した。

倒れた人に声を掛ける

倒れている人に声を掛け、意識の有無を確認する。
近くにいる人に119番で救急車を呼ぶようお願いし、AEDがあればお願いする。

気道の確保

倒れた人の喉の奥を広げて空気を肺に通りやすくします。(気道の確保)
◎片手を額に、もう一方の手の人差し指と中指であごの先に当てて、頭を後ろにのけぞらします。

呼吸の確認

正常な呼吸をしているかどうかを確認します。
◎気道を確保したままで、自分の顔を近づけ10秒以内で(1)胸や腹部の上がり具合を見て、(2)息の音を聞いて、(3)頬で息を感じます。

人工呼吸

正常な呼吸ががなければ、口対口で人工呼吸により息を吹き込みます。
◎気道を確保したまま、額に当てた親指と人差し指で鼻をつまみます。
◎空気が漏れないよう、息を約1秒間かけて吹き込みます。その時胸が持ち上がるのを確認します。
◎同じ要領で2回吹き込みます。

胸部圧迫(心臓マッサージ)

2回の人工呼吸が終わったら、直ちに心臓マッサージを開始し、全身に血液を送ります。
◎胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、早く、絶え間なく」圧迫します。
◎胸の真ん中に、片手の手のひらの付け根を起きます。
◎他方の手をその上に重ねます。

AED(自動体外式除細動器)の使い方

心肺蘇生を行っている途中で、AEDが届いたらすぐにAEDを使う準備を始めます。
◎AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種も同じ手順で使えるよう準備を始めます。AEDは電源が入ると音声メッセージとランプで、あなたが実施すべき事を指示してくれるので、落ち着いてそれに従うこと。

音声指示に従いショックボタンを押す

電気ショック
◎AEDが電気ショックを加える必要があると判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。
◎充電が完了すると「ショックボタンを押して下さい」という音声メッセージが流れショックボタンが転倒します。
◎充電が完了したら全員離れて、ショックボタンを押します。

古澤宰治副幹事の体験

多くの学生を有する専門学校では、緊急に備えてAEDを配備してあります。校長として一寸本気になりました。まだ使ったことはありませんが、これで大丈夫です。

資格マニアとしては勉強します

コンサルタント業としても資格は必要。特に人命に関わることは‥‥でも、そんなに力を入れると貴方も倒れそう。

お客様のもしもの時に

お客様にもしもの事があっても、女将みずからAEDが使えるとお客も安心。
だめですよ、死んだふりしても。